とりあえず、私も駆け出しマイナーになることができたのですが、PCを作ることから始めたのでイニシャルコストが高くついてしまいました。GeForceでマイニングリグを作る方への参考になればと思い、失敗したことを書き連ねようと思います。
重要:マイニングで儲けようとするなら、イニシャルコストをできる限り抑えることが重要。
極端な話、CPUとメモリとPCI-E(x16)スロットに空きがあれば、グラフィックボードさえ用意できればできます。Windowsでもお試しでやってみるのがいいと思います。
失敗1)
CPUもメモリも、多少余裕が必要だろうと思い、Pentium G4600、メモリ16GBで揃えましたが、CPUもメモリも最小限で十分でした。CPUはCeleron(安ければRYZENもあり?)メモリはさすがに4GBは心もとないですが、8GBもあれば十分です。
→CPU、メモリの選択ミス、1万円以上安くすることができた。
失敗2)
マイニング専用マザーボードH110 PRO BTC+を買いましたが、グラフィックボードを13枚載せる人はそういないと思いますので、こちらも選択ミスでした。
PCI-Ex16とx1合わせて6スロットあればだいたいOKです。
→マザーボードの選択ミス、5000円くらい安くすることができた。
失敗3)
グラフィックボードも始めに選んだカードはZotac GeForce GTX 1080 AMPエディションでしたが、これも高スペックすぎました。
確かに高スペックのほうがいいのですが、消費電力当たりの処理能力、必要なPCIEの補助電源ケーブルが8pinで2本必要と考えると、Zotac GeForce GTX 1080 AMPエディションはマイニングにはおススメはできません。
GTX1080、GTX1070、GTX1060を買ってみましたが、GTX 1070が一番バランスがいいのではないかと思います。補助電源も8pinで1つですし、GTX1080 AMPエディションと比べてもハッシュレートの差は1割程度でした。
GTX1060はGTX1070の7割程度のハッシュレートしかでなかったのでちょっと微妙です。
→GPUの選択ミス、2万円くらい安くすることができた。
(自分はZotac推しですが、MSIでもいいと思います。なんとか志向はマイニングにはリスキー)
失敗4)
OSにethOSを使えば、WindowsやSSDも不要です。
ethOSはLinuxベースなので敷居も高いですが、試しにOSだけ買って使ってみて、動けば安く仕上げることができます。(ちなみにethOSで必要なのは16GBのUSBメモリ。今更USB2.0のUSBメモリを選ぶ必要はないと思いますが、あまったUSB2.0のメモリでも大丈夫だと思います。)
USBブートできないマザーボードはたぶんないと思います。(USBメモリを挿してBIOS入ればどこからBootするか指定できるはず)
→OS、SSDは不要、これで2万円以上安くすることができた。
あと、これは失敗ではないのですが、電源を選ぶときはやはり80PLUS GOLDランク以上よりも、PCI-Eの8pinコネクタがいくつあるかも調べたほうがいいです。PCI-Eの8pinコネクタが多ければ、グラフィックボードを多く挿せるし、必然的に電源のクラスは大容量になって80PLUS GOLD以上を選ばざるを得ないと思います。
(PCI-Eのスロットと電源についているPCI-Eの8pinコネクタ数をセットで考える)
失敗はこんなところでしょうか。全部失敗ですが(笑)。
余計な出費をしてしまいましたが、少し仮想通貨にくわしくなりました。